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新型コロナウイルス抗体検査

抗体検査の結果が続々と発表されてきた

抗体検査では迅速診断キットが広く普及して世界各地で検査結果が公表されています。全人口の少なくとも数%以上が抗体を有しているとの結果が相次いでいます。以下、関連情報を新聞からピックアップしてみました(2020年5月3日現在)。

なお、抗体検査は、血中のウイルスに対する抗体を検出する抗体検査キットを使って行われており、この検査では、無症状であっても、少なくとも1週間以上前に感染した感染者に抗体反応(陽性)が現れるとのことです。歌手のマドンナさんも同検査を受けて陽性であったとのことです。Yahooニュース 2020/5/2 「マドンナ、コロナ抗体検査で「陽性」だった」

神戸市立病院の検査結果 2020年5月2日

(参考)日経 2020/5/2 「外来患者の1000人、抗体3% 神戸市立病院調査」

神戸市立医療センター中央市民病院は、4月7日までの8日間に外来を受診した患者千人の血液を検査したところ、約3%が陽性であったと5月2日に発表しました。この数値は、神戸市でPCR検査によって把握されていた当時の感染者数の数百倍ということでした。

同病院の木原康樹院長は「相当数の人が感染しており、PCR検査だけでは実態をつかめていない可能性が示された」と指摘。また、既に感染した人の割合が抗体検査で把握できるようになれば、外出やイベントの自粛を緩めるかどうかの判断材料にできるとの見解を示しました。

東京都内の検査結果 2020年4月30日

(参考)東京新聞2020/4/30 「抗体検査5.9%陽性 市中感染の可能性 都内の希望者200人調査」

都内の新宿区と立川市のクリニックにて理事長を務める久住医師は以下の検査結果を公表しました。実施日は4月21~28日。ホームページで希望者を募り、20~80歳の202人(男性123人、女性79人)を検査した。このうち1カ月以内に発熱のあった人は52人、同居者でコロナウイルス感染者がいる人は2人、PCR検査を受診したことがある人は9人。PCR検査で陽性反応だった1人も含む。

検査結果では、202人のうち5.9%に相当する12人(男女ともに6人)が陽性でした。内訳は、一般市民の147人の4.8%にあたる7人が陽性、医療従事者55人のうち9.1%の5人が陽性。以前のPCR検査で陰性とされたが、抗体検査で陽性だった人もいました。

検査に使用したのは、大手繊維メーカーのクラボウが輸入した試薬キット。国内の抗体検査で一般的に使われており、採血後に15分で判定できるというもの。

米国NY州の検査結果 2020年4月27日

(参考)日経 2020/4/28 「NY州、コロナ検査7500人 抗体確認14.9%に上昇」

NY州では7500人の抗体検査を行って陽性者は14.9%との結果が発表されました。22日時点では3000人検査を行った段階で13.9%でしたので、今回1ポイント上昇したことになります。

また、州内で最も感染者が多いニューヨーク市内では今回24.7%と高い結果となりました。22日時点の21.2%から2ポイント以上上昇しています。同州では今後も抗体検査を継続・拡充する方針です。

米国カリフォルニア州の検査結果 2020年4月20日

(参考)日経 2020/4/20 「感染者数、実際は50倍超か 米加州でコロナ抗体検査」

米スタンフォード大などの研究チームは、カリフォルニア州サンタクララ郡(シリコンバレーの中に位置する)の住民を対象にドライブスルーの検査場3カ所を設けて4月3~4日に検査を実施。その結果、3330人を検査して、2.5~4.2%が陽性であると発表しました。

同日時点のPCR検査によって確認されていた感染者数は956人だったので、今回の結果は、その感染者数の50~85倍に及んでいる可能性があるとしています。

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