現在の自宅の音楽システムを記録する意味で記事にしておきます。昨年6月より以下のようなシステムを組んで約1年近く経ちます。その音質の良さにとても満足しています。

昔のオーディオシステムを知る昭和世代であれば、パソコンで聴く音楽の音質にはまあそれなりにいう程度にそれほど期待はしていなかったと思います。しかし、現在は、デジタル技術の進歩は想定以上のものがあり、情報伝達量が増大することによって、その性能を引き出すべく、しっかりしたシステムを組むことで満足な音質レベルが得られることが可能になっています。
私も以前は、パソコンとBOSEのアンプ内臓スピーカーをつなげていまして、こんなものかとそれなりに満足していましたが、昨年より現在の、オーディオインターフェイスとパワー・アンプにアンプなしのスピーカーを組合せるという図のシステムに変更しました。
それ以降、自宅での音楽観賞がとても楽しみになっています。パソコンは1年半前くらいに買い換えたMac mini、オーディオインターフェイスはヤマハのSteinberg UR12(定価1万円くらい)、パワー・アンプは中国製のLepy LP-V3S(定価3000円くらい)です。スピーカーはBuhieenという安価だけど高品位な8cmワンホーンスピーカーユニット4発を自作のバスレフとバックロードホーンのボックスに入れています。
音源は半年くらい前からほぼSpotifyのみです。Spotifyついては他の記事で書いてますのでここでは詳細を記しませんが、Spotify Premiumに契約アップして、自宅では今回のシステム、屋外ではスマホで音楽生活をエンジョイしています。
オーディオインターフェイスというのは、デジタル信号をアナログ信号に変換するものですね。ギターやマイク(ボーカル)などのアナログ音源を接続することもできます。Steinberg UR12はヤマハの定評のある安価タイプです。これにアンプを介して通常のアンプを内臓しないスピーカーをつなげることで高音質を実現できます。
パワーアンプは昔風に言えばプリメインアンプです。Lepy LP-V3Sは中華アンプとか呼ばれるものの代表的な一つです。微小な信号を増幅して大電流に変え、スピーカーなどに出力する仕様で、特に低音再生に優れているとのことでこちらを購入しました。トランジスタ技術の進歩により昭和時代には何万円から10万円以上したものが数千円で購入できしかも小型軽量となっています。
スピーカーについては、個人の好みなので選択肢は非常に広いものがあります。私の場合は、ジャズやクラシックなどピアノやバイオリンなどの器楽やボーカルものをメインに聴くので、引き締まった低音と定位に優れたスピーカーが望ましいということで、今のシステムに落ち着いています。
Buhieenのスピーカーは1ユニット1000円ほどのフルレンジタイプのスピーカーユニットです。高品質な音質で定評があり、コスパ的に非常に優れたものです。女性ボーカルなどはとてもいい感じに再生してくれますので気に入っています。
バックロードホーンというスピーカーシステムはジャズ愛好家にとっては憧れの存在です。昔、学生時代に通ったジャズ喫茶にアルテックの大型のスピーカーがあって、その音に魅了されていました。粒立ちのよいピアノ、目の前で叩いているようなドラムのシンバル音、シャープなトランペットなどのホーン楽器、絞りに絞った贅肉のないアコースティックベースのリズム。
もちろん、そんな高望みはしませんが、自宅でそれなりの音量で聴くには十分な音質が得られていることに満足しています。8cmフルレンジでは低音が望めないのではと思っていましたが、予想以上に引き締まった低音が鳴ってくれます。Buhieenは直線性に優れておりボーカルやピアノ音などの中低域の音質はとても素晴らしいと感じます。最初は2発のみでしたが今は4発にして音圧を上げることでボーカルものの生々しさが増しているように思います。